パスタを茹でるときに塩を使う理由
パスタって茹でるときにただのお湯で茹でるわけではなく、塩を使いますよね
これはいくつかの理由がありまして
１、パスタに下味をつけるため
パスタ自体には味がついていないので
パスタに味がついていないとソースと絡めてもなじみが良くないです
じゃあ茹であがったパスタに塩をかければいいやんってなりそうですが
それではパスタの表面に塩がつくだけで下味としては効果がないです
茹でて塩分も一緒に吸わせることでパスタに下味がつきます
２、パスタのコシを出すため
パスタは茹でると吸水しますが
塩を入れて茹でることでパスタの吸水量が少なくなるからです
時間をおいてのびた麺類を想像したらわかりますが
水分を多く含んだパスタは柔らかくコシがなくなります
そのため塩を入れて吸水量を減らすのです
パスタを茹でる際に必要な塩の量って
大体お湯１リットルに対し小さじ１ほどの塩を使います
茹でた後のお湯にはこれといった使い道もないですし捨てるだけなので
勿体無いですよね！
(大体パスタを茹でるときに使う水の量は１人前２リットルです)
あの長いパスタを茹でようと思ったら
大きな鍋を使わないといけないのかってなりますね
大きな鍋でパスタが入るくらいの水の量が必要だと考えると
どんだけ塩がいるねん！
って叫びたくなります。
少ない水の量なら少ない塩の量で済む
ならどうすれば良いのか…
答えは
小さい鍋(フライパン)を使って
少ない水の量で水位を出してあげれば良いんです
でも小さい鍋(フライパン)だったらパスタが充分に茹でられないじゃないか！
ってなりますよね
それがうまく入れると簡単に茹でることができますので
その方法を皆さんに教えたいと思います。
というより
この方法を使わないとそもそもワンパンパスタなんてできないので
ワンパンパスタを作ろうと思ってくれた方は必ず目を通してください。
1、パスタを捻って入れる方法
小さい鍋だと
長いままパスタを放り込んでも
充分にお湯に浸からないですよね
あとは茹でる時にパスタ同士が重なっていると
パスタが均等に吸水できなくなります
なので
パスタをばらけさせながらしっかりお湯に浸からせてあげないとダメです
そこでクチーナパパがいつもやっている方法は
捻じったパスタを立てて鍋に入れて
徐々に上から押し込んでいく作戦です
１、鍋の中がしっかり沸騰した状態になったのを確認
２、パスタを束のまま上下で軽く逆方向に捻じって鍋に対して立てて入れる(手は離さない)
３、鍋に浸かった麺の先からだんだんやわらかくなっていくので、パスタがばらけなよう片手で持ちながら、もう片方の手で上からゆっくり押しこんでいく
４、パスタの２/３程が鍋に入ったところで静かに手を離す(少し熱いので火傷に注意してください)
５、トングなどを用いてパスタが全てしっかり浸かった状態になったらタイマーを開始する
捻じって離すことで
パスタが重なりにくくきれいに入れることができます
なんかイタリアの料理人がやってそうな入れ方がこれですね
鍋からはみ出たパスタは焦げますし
しっかりすべてが浸かった状態にしないと茹でムラが出てしまいます
ワンパンパスタを作る時は水位がすごく低い状態になるので
時々混ぜながら茹でていくことも重要です。
料理始めたての方だと初めはなかなかうまくいかないかもしれませんが
何度か練習しているうちに上達していきます
パスタが
しっかり浸かるようにする
鍋の外にはみ出したままにしない
時々混ぜてだまにならないようにする
ってのを気を付ければ大きく失敗することはないので
どんどん練習してみてくださいね
２、パスタを真っ二つに折って入れれる方法
さっきの方法じゃ全然上手く入れれない
自分にはできないからもう料理を辞めよう
って思う方も居ると思います
あきらめるにはまだ早いです
せっかく料理を頑張ろうと思っているのに勿体ないですよ
そんな方が小さい鍋を使っても確実にパスタを簡単に茹でられる方法を教えます
その方法は
パスタを真っ二つに折って鍋に放り込む方法です。
鍋の直径に対しパスタが長いから折って入れてしまおうということですね
これなら想像するだけでも簡単です
ただデメリットとして
フォークで巻いて食べづらくなる
パスタを折ったときに割と飛び散る
(結構飛び散るので慣れるまでは何かに入れて折ることをお勧めします)
などがあります
あとは
イタリア人の方にとってパスタを折るということはマナー違反になり嫌がられるそうです
まあ家で自分がパスタを食べるにあたっては関係のない話ですね
１、鍋の中がしっかり沸騰した状態になったのを確認
２、真っ二つに折ったパスタを鍋に入れすべて浸かったらタイマーを開始する
ちなみにきれいに折る方法として
パスタの真ん中を両手を近くに持ちゆっくりと力を込める
と比較的綺麗に折れるみたいなのでお試しください
捻じって折ったり
素早く折ったりすると
すさまじく飛び散るそうなのでお気をつけくださいね。
最後に
今回は小さな鍋でパスタを茹でる方法をお伝えしました
この方法を使えば水や塩の節約にもなりますし
ワンパンパスタが作れるようになるのでぜひ覚えて練習してみてくださいね
特に１の方法がパラパラーっとうまくできると調理中もさまになりそうですよね
(クチーナパパも特別上手く出来るわけではないので修行中です)
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